【はじめに知りたいこと】猫のトイレのしつけ方。失敗しない準備と見直しポイント
- はる
- 7月17日
- 読了時間: 4分
こんにちは!新しく猫ちゃんをお迎えした方、あるいは急なトイレの失敗に悩んでいる方へ。
布団やソファでおしっこをされてしまうと、本当にがっかりしてしまいますよね。そのお気持ち、よくわかります。 しかし、猫ちゃんのトイレ問題は「しつけ」というよりも「環境づくり」で9割が解決します。
今回は、国際的な獣医学のガイドラインに基づく、多くの人が知らない「猫のトイレの科学」を4つのポイントでサクッと解説します!

1. 「嫌がらせ」じゃない!?猫のトイレ失敗に隠された真実
猫がトイレ以外の場所で粗相をしたとき、「私に対する当てつけ?」「怒っているの?」と感じる飼い主さんは少なくありません。
しかし、国際猫医学会(ISFM)などの最新ガイドラインでは、これを「問題行動(嫌がらせ)」ではなく、「ハウス・ソイリング(環境への不満や病気のサイン)」と定義しています。

猫は非常に綺麗好きで、本能的に決まった場所で排泄する動物です。それなのに失敗してしまうのは、「今のトイレがどうしても気に入らない」か「泌尿器系の病気が隠れている」かのサイン。決してあなたを困らせたいわけではないのです。まずはこの誤解を解き、猫ちゃん目線で環境を見直すことが成功への第一歩です。
2. 魔法の数字「体長の1.5倍」と「猫の数+1」
猫にとって理想的なトイレを用意するためには、絶対に知っておくべき「数字」があります。
サイズの正解は「体長の1.5倍」
鼻先からしっぽの付け根までの長さの、1.5倍以上の奥行きがあるトイレが推奨されています。実は、市販されているトイレの多くは猫にとって小さすぎます。狭いと中で方向転換ができず、大きなストレスを感じてしまいます。
数の正解は「猫の数+1」
多頭飼いの場合は「猫の数+1個」が基本です。ここで多くの人が知らない重要なメカニズムがあります。それは、「トイレを真横に並べて置くと、猫はそれを『1つの大きなトイレ』と認識してしまう」ということ。複数用意しても隣同士では意味がないため、必ず別の部屋や、離れた場所に分散して設置してください。

3. 猫の嗅覚は人間の数万倍!「ニオイ」と「砂」の意外な関係
人間にとって良い香りがする「フローラル」や「せっけん」の香りがついた猫砂。実はこれ、嗅覚が人間の数万倍とも言われる猫にとっては、強烈な悪臭になり得ます。
猫は排泄物を砂で隠すことで、外敵から自分の身を守る本能を持っています。そのため、「無香料」で、自然の砂に近い「細かくて重みのある鉱物系の砂」を好む傾向にあります。また、砂の深さも重要です。最低でも5〜7cmほどの深さがないと、うまく排泄物を隠しきれず、トイレを嫌がる原因になってしまいます。

4. 失敗ゼロへ!今日からできる「トイレ環境」の見直しチェック
最後に、現在のトイレ環境が猫ちゃんにとって「安心できる場所」になっているか、具体的なチェックリストで見直してみましょう。
食事や飲み水の近くに置いていないか?(野生の猫は、食事場所を汚さないために離れた場所で排泄します)
部屋の隅や行き止まりに置いていないか?(逃げ道がない場所は、他の猫や敵に襲われた時に逃げられないため本能的に嫌がります)
静かでアクセスしやすい場所か?(洗濯機の横など、急に大きな音が出る場所はNGです)
1日1回以上、こまめに掃除しているか?
もし猫ちゃんがトイレのヘリに足をかけて用を足していたり、排泄後に砂をかけずに急いで飛び出したりしているなら、それは「このトイレ、ちょっと不満!」というサインです。
猫のトイレの「しつけ」は、猫の習性を理解し、彼らが安心できる環境を私たちが「準備」してあげることそのものです。環境を整えれば、猫は自然と正しい場所でトイレをしてくれるようになります。

さて、あなたの愛猫はどんなトイレ環境が一番リラックスできるようですか?
ぜひこだわりの猫砂や、お気に入りの設置場所をコメント欄で教えてください!
参考・出典
AAFP and ISFM Guidelines for Diagnosing and Solving House-Soiling Behavior in Cats (国際猫医学会/全米猫獣医師協会 ハウス・ソイリングに関するガイドライン)
Feline House-Soiling (AAFP 猫のハウスソイリングに関する資料)
http://catnetwork.org/wp-content/uploads/2020/11/AAFP-Brochure-on-Feline-House-Soiling.pdf




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